災難を除き波を乗り切る 築地・波除神社

五節句/酉の市

築地・波除神社

五節句

人日の(じんじつ)の節句

「七草神事」ななくさしんじ

「七草粥ふるまい」ななくさがゆふるまい

古代より生命の再生を願い、新しい生命の意味がこめられた若菜を摘むという「人日(じんじつ)」という習慣があったことに由来し、五節句のうちの一つ「人日の節句」と呼ばれます。
正月7日は正月行事の一つの節目にあたり、この日の朝に無病息災を願い、春の七草(せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ)を入れた七草粥を食べます。
当神社では、1月7日に祭典を行い、その後境内にて約100名様に七草粥を無料でふるまわせていただきます。

上巳の(じょうし)の節句

名残の雛神事 なごりのひなしんじ

<雛人形・人形供養祭>

「名残りの雛」とは、2月4日~3月18日まで雛人形・お人形のお焚き上げを受付して 一週間お持ち頂いた雛人形・お人形をお飾りし、神職が人形の供養祭の祭典をしてお祓いし、その後、日を改めてお焚き上げをしてお流するもので、お焚き上げ前にお参りの多くの方にもう一度見て名残りを惜しんでいただくというもので、春休みにも会うように設定いたしました。(他のお人形は4月にまとめてお焚き上げする様に致しました)
どうぞお人形を処分しようと思われている方はもう一度見ていただく機会をお人形に与えていただけませんか。お待ち申し上げております。
お人形の受付は期間ないは特に特別な受付・費用は必要ございませんが、(*お道具に関してのみ数は関係なくお一人様千円お納めいただきます。また金属製のひな壇につきましてはお受けできません。)祭典終了後に葉書にてご報告をさせていただきますので、ご住所を添えて直接お持ちになるか、神社社務所までご郵送ください。
また雛人形のお道具等も同時にお預かりいたしますので、ご希望の方はお人形と一緒にお持ち下さい。

3月3日の上巳の節句、またお人形展示期間には「帯守り(美人守り)をお出ししております。

帯守り(美人守り)

端午の節句祭(たんごのせっくさい)

<オリジナル鯉のぼり 絵付け体験>

「端午の節句祭」は五節句の一つ端午の節句(祝日・こどもの日)を祝う祭典です。
波除神社では 5月1日~5日限定でお出しする『こども勝守』(1000円)をお受けになると、『手作りこいのぼり』を差し上げます!
おもいおもいの色を塗って世界で一つだけのオリジナル鯉のぼりをお作り下さい。

こども勝守り

手作り鯉のぼり

七夕ノ節句・竹の神事(たなばたのせっく・たけのしんじ)

「七夕 たなばた」は五節句の一つで、古来「星祭」と呼ばれておりました。
元々は中国の習慣であり、平安時代に日本でも星に祈る祭りとして普及し、竹飾りの習慣は日本独自のもので、星への祭りと日本古来の竹への信仰があいまって竹飾りを使った習慣がうまれ、江戸時代の私塾・寺子屋の発生により七夕祭りをする時に字がうまくなるように短冊をつるす習慣が生まれたと言われております。
現代においても「字がうまくなるように祈る」または「星に祈る祭り」という本来の意義と形は変わってしまったが七夕に短冊に願い事を書いてつるす習慣は日本全国にのこっております。
波除神社では、境内に一対の大きな竹を用意し、7月1日から7日まで星をあしらった夢をかなえるお守り「夢叶う守」(特製の短冊付き・数量限定なくなり次第終了)をお出しし、神社の大竹に願い事を書いた短冊をつるしていただくことができます。
また、一般の方からも飾った後の短冊の処理についてどうしたらいいのか困り、ごみに出すのもしのびないというお声もあり、神社にてお預かりしてお焚き上げも行っております。

夢叶うお守り

特製短冊

重陽ノ節句・菊の神事(ちょうようのせっく・きくのしんじ)

9月9日に五節句・重陽(菊)の節句が執り行われ、当社では平安時代の宮中の風習「重陽の節句」を再現しております。
菊を散らした菊酒の振る舞い(加賀の菊酒に本物の菊を散らしております)のほかにも 災厄を除き、無病息災を願う「茱萸嚢(しゅゆのう)」「菊の着せ綿」「後の雛飾り」などを当時に習い再現し五節句の風習と共に伝えてまいります。

●「茱萸嚢(しゅゆのう)」
「茱萸嚢(しゅゆのう)」とは呉茱萸の実を緋色の袋に納めたもので、無病息災を願い重陽の節句に飾られ、端午の節句に薬玉と差し替える習わしです。

●「着せ綿」
重陽の日に白菊には植物染料で染めた黄色の真綿を、黄色の菊には赤い真綿を、赤い菊には白い真綿で覆い、あくる早朝に朝露を含んだ綿を菊より外し、その綿で体を体を払えば菊の薬効により無病であるといわれました。

●「後の雛」
江戸時代にはこの重陽の節句にお雛様を飾る風習が生まれました。
春に行われるひな祭りに対して半年後の秋に飾られるので「後の雛」(のちのひな)と呼ばれます

また、これに合わせ古来より無病息災の薬効があるといわれております御神木の銀杏にちなみ、当日限定で、長寿健康祈願「御神木 枝垂れ銀杏御守」の授与を執り行います。

御神木枝垂れ銀杏御守(長寿健康)

秋季奉祝神事「御初穂祭」(おはつほさい)

※10月に開催(年によって日にちは異なります)
11月の『新嘗祭』に先立ち、ご神前に御神饌田でとれたその年の初穂をお供えし、稲作が無事終了したことを感謝し、神様にご報告をする秋季奉祝神事『御初穂祭』を行い、この日より1年間1束の初穂が懸税(カケチカラ:奉納された稲穂のことで、チカラとは税の事をさし昔の年貢と考えられる)としてご神前にお供えされます。
また10月は収穫の時期にあたるため秋の実りを感謝するご神前に御神饌田でとれたその年の初穂をお供えし、稲作が無事執り行われている事に感謝し、神様にご報告をする「お初穂祭」(おはつほさい)が行われます。
また、築地は「食」のまちで「食育」を考えるという事で古来より宮中などで行われていた素手で触れずに魚をさばく「四條流 包丁式」も境内にて執り行われ、ご参拝の皆様にご覧いただける形となっております。
またこの日と秋季大祭「新嘗祭」(11月23日)限定で、秋の実りを感謝する期間限定のお守り「実りのコンコン守り(ちりめん細工)」が授与されます。限定の秋の実りに感謝するお守りとなっております。

実りのコンコン守り

「酉の市」(とりのいち)

十一月酉(十二支の十番目)の日に開かれる「酉の市」は、酉の待(まち)、酉の祭(まち)が市になったといい、祭りが市に昇華した好例として意義深い祭事です。
当日は、境内で熊手の縁起物が売り出され、神社では開運、商売繁盛の開運熊手神符「かっこめ」(千円)が授与されます。
開運熊手神符「かっこめ」とは、八本爪の熊手に稲穂・小判・金銀の鈴・開運神符が付いて、正に年の瀬を迎える縁起物のお札のことです。熊手は「かっこめ」「はっこめ」の囃子声にみるように、福運や財宝を掻きこむ、掃きこむという縁起から商売繁盛のお守りとなったと言われています。
「かっこめ」を授与された方は、その場で開運クジをお引きいただき、当たりが出た方には縁起物の「金運招福紙小判」や「金箔入り・ 干支」をプレゼントいたします。

縁起物「金運招福紙小判」

開運熊手「かっこめ」1,000円

pagetop